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治療法について

About the treatment method

治療の必要性

下肢静脈瘤は基本的には命にかかわることはありません。症状の進行もゆっくりなことが多い疾患です。

そのため、軽症の静脈瘤をすぐに治療しなければならない、ということはありません。

しかしながら、多くの場合はゆっくりと悪くなっていきますので、症状があったり、お悩みの場合には治療を検討していくこととなります。

状態を正確に診断し、そもそも治療が必要かどうかも含め、最適な治療をご提案いたします。

治療の必要性

カテーテル治療

カテーテルとは「体内に挿入して、検査や治療などを行うための柔らかい細い管」のことです。

カテーテルから

①レーザーまたは高周波を出して静脈瘤を治す治療

(血管内焼灼術)

②ベナシールというお薬を入れて治す治療

(血管内塞栓術 通称グルー治療)

の2種類の治療があります。

まんが わかる カテーテル治療 日帰り

①レーザーまたは高周波を使った治療

(血管内焼灼術)

カテーテルよりレーザーまたは高周波を出すことで血管を縮め、逆流を止める治療です。治療効果は高く、安全性も極めて高いため、現在では静脈瘤の標準的な治療です。

片足15分程度で終わり、そのまま歩いて帰れます。

レーザーまたは高周波を使った治療

②お薬(ベナシール)を使った治療

(血管内塞栓術 通称グルー治療)

カテーテルよりお薬(ベナシール)を出して、逆流を止める治療です。レーザーや高周波のような熱を使用しないため、さらに痛みが少なく、レーザーであれば治療ができなかった部位にも治療が可能です。基本的に弾性ストッキングを術後に履く必要がなく、患者様の負担が非常に小さくなります。アレルギー体質の方にはむかないことがあります。

お薬(ベナシール)を使った治療

注射による治療(硬化療法)

お薬(ポリドカスクレロール)を血管内に注射することで血管を縮め、逆流を止める治療です。

カテーテルが入らないような細い血管や複雑な形態の血管、軽症の静脈瘤に適した治療です。注射をするだけなので、カテーテル治療よりもさらに簡便です。

喘息などのアレルギー体質の方にはむかないことがあります。

​注射による治療(硬化療法)

弾性ストッキング/弾性包帯による圧迫療法

静脈瘤の治療は手術が唯一の治療ではありません。

静脈の状態と、患者様のご年齢や状態によっては圧迫療法が最適なこともよくあります。手術に抵抗がある方でも、当院ではプロの弾性ストッキング・圧迫療法コンダクターが正しい履き方も含めて、患者様の状態に応じた最適な物を御提案させていただくことが可能です。他院で勧められた物や市販の物を購入したものの、合わなかったりする場合もプロが状態を適切に見極めて対応いたします。

弾性ストッキング/弾性包帯による圧迫療法
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